C.木造住宅の工程管理

02.水盛り遣り方

SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012

2.水盛り遣り方

   地縄から600〜800mm離れた4隅に水杭を打ち、水糸で結びます。
 基準の水杭から、1,800mmおきに水杭を打ち、レベルにて水平墨を出します。
 その水平墨に水貫を打ち付けますが、その際は筋かいも忘れないようにしてください。
 建物の基準になる1辺を境界から正確に水貫に測り出します。
 1辺の中に基準点を決め、そこからスコヤ・トランシット等を使い直角を出していきます。
 その基準点から、基礎の位置を墨出しします。
 水貫の墨出しした4隅に水糸を張り対角線を測り、間違いがないか確認します。
 建築主または設計者に地縄の確認をしてもらいます。
 道路に近い隅部を避けたところで出入り口を確保します。概ね2,000mm以下とし、両側に筋かい補強をします。