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バルコニーの防水は、FRPやシート防水等により確保されます。
ルーフバルコニーの場合、屋根としての性能が求められますので、防水性能のほかに不燃性能が必要となります。飛び火認定を取得している製品を使用する場合、認定通りの施工を行うことで、防水面の被覆は不要とされます。それ以外の製品を使用する場合は、防水の上面に不燃材で被覆を行うか、防水材の指定する下地で防火性能を確保する必要があります。
下地の段階で1/50以上の排水勾配が確保でき、掃き出し窓下部に立ち上がりが120mm以上確保できるよう床面の設定を行い、それ以外の壁面は250mm以上立ち上げます。
防水材を取り付ける下地として、排水計画に従って、特類の構造用合板等で勾配や排水溝を形成します。
最上階の屋根を陸屋根とする場合、人目に触れる位置ではないことから、排水口が詰まりに気づきにくく、通常の小口径のオーバーフロー管だけでは排水量が不足するため、プール状になってしまい、立ち上がりを超えて、笠木の下に水が入り込み雨漏りを起こす事例があるので、事前に十分な検討を行う必要があります。
シート防水の施工方法については、各メーカーの施工仕様に基づいて施工を行います。
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