避難所が抱える問題

【 №3】May. 2016


01 「避難所」はそもそも災害発生から7日間だけのもの

 いまや逃げない避難生活、「在宅避難」が新しい常識になりつつあることを示してきた。しかし津波、土砂災害、火災などで「在宅避難」ができない事態も考えられる。そこで「避難所」での避難についても考えておく必要がある。
 「災害救助法」では、応急期において被災者の支援に関し「避難所」を設置し、炊き出しその他による食品の給与、飲料水の供給等を行うよう定められている。また、この「災害救助法」に基づいて、それぞれの自治体で災害に備え「避難所」の設置計画が立てられているが、「避難所」は「一次避難所」、「二次避難所」、さらに「福祉避難所」の3つに分けられ、それぞれの避難所に適した公的施設が割り当てられている。

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【目次】

01 「避難所」はそもそも災害発生から7日間だけのもの
02 長期化する「避難所」生活
03 難民キャンプより狭い「避難所」生活
04 「避難所」生活の現状と課題
(1)避難所の環境面への配慮
 1)避難所空間
 2)暑さ寒さ対策
 3)電源および情報回線確保
 4)トイレ
 5)風呂
(2)避難所の運営面への配慮
 1)食料・物資の調達、受入、管理・配給
 2)在宅被災生活者等への情報の発信、避難所避難者への情報の伝達
 3)ペット
05 避難所における生活環境の問題とストレス
(1)生活空間の広さ
(2)避難所の温度
(3)明るさの問題
(4)音の問題
(5)においの問題
(6)風呂の問題
(7)トイレの問題
(8)その他の設備
(9)プライバシーの確保
避難所における各生活環境の問題とストレスとの関係について
06 学校教育施設を避難所として長期使用する問題
避難所が抱える問題

 


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