『和室学』~和室という暮らし方文化~

我が国固有の暮らし方文化ともいえる「和室」ですが、現在多くの住宅において和室はその姿を消し、あるいは畳コーナーのようなものに形を変えてわずかに残っているにすぎません。

大学の建築学科でも、和室は歴史として学ぶことがあっても「これからつくるもの」として学ぶことはないという時代が続いてきました。

2月のワークショップでは、そんな和室を改めて見直す「和室学」という書籍を出された、東京大学の松村秀一先生を講師にお迎えしました。軽妙なトークと、研究に裏打ちされた鋭い視点で、和室の変遷の歴史を紐解き、なぜ今改めて和室なのか、そしてこれからの和室文化の未来を考えるワークショップとなりました。