応急仮設コンテナハウス

【 №9】20. June. 2016


01 輸送コンテナを「応急仮設住宅」として使う可能性

輸送コンテナ(shipping container)を用いた店舗、住宅などの建物が作られている。中古コンテナ自体の価格は20 フィートコンテナで20 万円程度、40 フィートコンテナで30 万円程度となっているので、かなり建築費用が抑えられるのではないかといった期待があるが、建築基準法に基づく確認申請を行い、さらに住居として使うために断熱性やシックハウス対策を行うと、それほど安くはならない。
鉄骨造建築として、建築基準法など関連法規を遵守するためには、主要構造材がJIS 鋼材である必要があるが、ISO 規格の輸送コンテナでは必ずしもJIS 鋼材を使う必要はない。しかし、建築基準法に基づく確認検査ではJIS 鋼材かどうかのミルシートの提出が必要であり、中古コンテナではその提出は難しい。

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【目次】

01 輸送コンテナを「応急仮設住宅」として使う可能性
02 女川町多層コンテナ仮設住宅
03 ニューヨーク市の災害応急住宅のプロトタイプ
04 英国ブライトンの仮設輸送用コンテナホーム
05 輸送用コンテナを用いた仮設コンテナハウス
「ex container(エクスコンテナ)」


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