避難所としてのテント・シェルターハウス

【 №5】17.May. 2016


01 なぜ日本ではテントではなく体育館が避難所なのか

2015 年の欧州難民危機では、ヨーロッパ諸国への移民を希望して、地中海やヨーロッパ南東部を越えてEU に多くの難民が流入した。ドイツは、2015 年には110 万人の難民を受け入れたと言われている。難民の多くは、テントでの避難生活を送っている。
また、スウェーデンでも流入した35,000 人の難民全員をテント村に収容する計画だという。移民問題局及び非常事態局の声明では、テントの街が最初に設置されるのは南部の軍の射撃場内で300 人が収容できるもの。35,000 人の難民全員を収容するのに、6.1 億クローネ(約81 億円)の費用がかかるという。この決定は国内に居住空間が不十分であることから採られたものである。
多くの国で難民にはテントが使われるが、日本ではなぜ小中学校の体育館が避難施設として利用されるようになったのだろうか。

続きはこちらから>>『工務店の知恵袋 No.5』PDF版

 

【目次】

01 なぜ日本ではテントではなく体育館が避難所なのか
02 自衛隊の宿営用天幕
03 Relief Dome Tent Shelters(救援ドームテント)
04 IKEA の組立式難民用シェルター「ベター・シェルター」
05 The Reaction Housing System

 


>Bucknumberはこちらからご覧いただけます。